薬剤師は文字通り薬に関しての専門家です。この仕事ができるところはとても幅広く、薬を作るメーカー、その薬を使用する病院などの医療機関、薬の流通における仕事や保健所など薬に関する多くの場所があります。病院では、使用する膨大な薬についての知識を基礎から学び、理解しているのは薬剤師だけです。
医師に対しては、患者さんにとって最良の薬の選択、患者さん本人には、薬の効き目や飲み方、また患者さんだけではなく、看護師からの疑問にも答えることができるのがこの仕事です。他にも薬局の中でも保険薬局といわれる医療施設のひとつになる薬局での勤務もあります。
現在は薬局に対しては、その地域の住民の健康管理や医療の相談などを行うことも期待されています。これらの仕事に就くためには、6年制の大学の薬学部を卒業し、国家試験に合格するしか方法はありません。非常に大変な道ですが、それを通り過ぎた後には、様々な職場が待機しているといっても良い職業といえるでしょう。