薬剤師のスキルアップとキャリアップにつながる次の段階として、公的機関に専門知識と実務知識があることを認定してもらう制度があります。調剤やドラッグストアで従事する、通常の勤務先とはまた違った職種に就く可能性を開くものでしが、さらなる専門性のある資格があります。
それが專門薬剤師であり、いくつかの条件をクリアして、はじめて取得できます。8つある専門のうちの一つが薬物療法専門薬剤師であり、将来の転職を検討する際に、より良い職場環境を見つける助けとなります。認められる要件の一つに、専門知識を有していると認定されていることが必要であり、かつ大学院などの専門機関に従事していることが必要となります。
よって実際に専門薬剤師として認められるまでのハードルは、とても高いものであると言って良いでしょう。専門家となることで、キャリア形成できますので転職の際に役立ちます。また、条件の良い求人案件に応募することができますので、結果的に高収入を期待することができます。薬学の専門家としての価値が上がりますので、医療関係者からも信頼され、医療行為のチームに参加することも可能となります。あらかじめ決められた研修を受けることや、学会発表や論文投稿の実績あるこなど、とにかくハードルが高くなっています。薬物療法専門薬剤師は、日本医療薬学会が認定している資格であり、ごく限られた人だけが専門家として活躍しています。医療の分野で、要求されているレベルの知識や実務能力を有していることを、自他共に認められていること証明していると言えます。医療関係の専門的な知見を持つスタッフとして、従事することが可能となりますので、キャリア形成をしたい方に向いているものの一つです。